こんにちは。ゆきなこです!
ヤマハのSR400というバイクを知っていますか?1978年の発売開始から2021年の生産終了までの43年間ほとんど形を変えることなく販売され続けてきた唯一無二のバイクです。
僕は2016年に普通二輪の免許を取得してすぐにSR400を購入して10,000㎞以上走り、今も乗り続けています。
とがったバイクで少し癖が強いけど初心者にもオススメしたいバイクなので紹介します。
SR400の特徴3選
SR400には3つの大きな特徴があります。
- 400㏄空冷単気筒エンジン
- エンジン始動はキックスタートのみ
- とにかく振動が凄い
まず現在新車販売されているバイクのエンジン形式は単気筒~4気筒(シリンダーの本数の違い)が主流です。その中でも特に250㏄以下のバイクに採用されることの多い単気筒エンジンをSR400は搭載しています。400㏄クラスで単気筒というバイクは珍しくその特徴からビッグシングルと呼ばれています。
エンジンを始動する方法が2つ目の特徴であるキックスタートです。これはエンジンから伸びているキックスターターを蹴って(実際には踏み付けるような感覚で)始動します。セルスターターのように一瞬で始動はできないので交差点や信号待ちでエンストしてしまうとかなり焦ります。SR400乗りはきっと誰もが経験してきたことですね。
3つ目の特徴はよく言えば鼓動感、悪く言えば振動が強いということです。単気筒エンジンはそのシリンダーの大きさから振動が大きくなりやすいものですが、大抵のバイクはその振動を緩和させる構造になっています。しかしSR400ではその構造をあえて採用していないためエンジンの振動がそのままライダーに伝わります。低速域ではその振動が心地よいものですが80km/hを超える高速域ともなると振動でお尻や足裏、手などバイクに接している部分がしびれてしまい長距離を走るのは過酷となります。

空冷単気筒というシンプルさがかっこいい
空冷エンジンには水冷エンジンにある冷却用の大きなラジエーターがありません。その代わりにシリンダーケースには効率よくエンジンを冷やすためのフィンがついています。
余計なパーツが無いことと、無駄なく配置されたそのフィンの造形がとても綺麗でかっこよく。これこそまさに機能美といえるでしょう。
SR400の楽しさはなんといってもエンジン
特徴で上げた中の3つはどれもその特徴的なエンジンに起因するもので、それだけを聞くと癖が強く乗りにくいバイクという印象になりますが、そのとがった特徴こそがこのバイクの楽しさとなります。
まずエンジンをかけると『ドッドッドッドッ…』というゆっくりとした低音と鼓動が響きます。そしてスロットルを回していくと加速とともに『ドドドド…』という連続音に変わり、ゆっくり加速していきます。
他車の動きに合わせて減速したときや、カーブ後の加速時も同様に強い鼓動感がありそれと同時に地面を強く蹴りつけるようにしながら加速していきます。
この走り出す瞬間がとても気持ちよく、SR400を操り一体となっている感覚となることがこのエンジンの1番の魅力です。
エンジン始動の儀式。キックスタートは練習すればできる
キックスタートでのエンジン始動は簡単にはいきませんが、手間がかかることでより愛着がわく人がたくさんいます。エンジン始動は儀式ともいわれています。
最初は大変ですが、慣れれば自然にかけられるようになるので大きな問題とはなりません。これでエンジンがかけられるか心配な方はヒューエルインジェクション(FI)という点火方式のエンジンを積んだ2010年以降のモデルを選べばそれまでのキャブレターのものよりも圧倒的にエンジンをかけやすいのでオススメです。
キックスタートは力づくで行うものではないのでコツさえつかんでしまえば女性でも簡単にかけられるようになります。これが心配で買うか躊躇している方はまず中古車売り場に行ってキックスタートの練習をさせてもらってみてください。実際に触ってみるとそのSRのカッコよさから欲しくなり、乗るためにキックスタートの練習を頑張ろうとなるはずです。
オススメできる人、できない人
個性的な特徴を持っているということは人を選ぶバイクということにつながります。はまる人ははまるし、見た目にあこがれて買ってみたけど乗ってみたら思ったのと全然違ったなんてこともよくあることなのでここではおすすめできる人とできない人についてまとめました。
オススメできる人
- 個性的なバイクに乗りたい
- クラシックバイクがいいけど旧車は高いし古いから維持ができるか心配
- カスタムして楽しみたい
- とにかく扱いやすいバイクがいい
- ゆっくり下道メインのツーリングをしたい
オススメできない人
- 最新のスタイリッシュなデザインのバイクがいい
- 振動のあるバイクは嫌
- パワーがあるバイクをかっ飛ばしたい
- 公道でエンストするのが怖い
- 長距離メインのツーリングをしたい
特に乗り心地には注意が必要です。振動はゆっくり走ってる分には気になりませんが高速道路では覚悟がいります。決して走れないことはありませんがすごく疲れるのでこれをメインに考えてる方は注意が必要です。
高速走行についての注意点や対策についてはこちらにまとめてあります。
⇒https://yukinako.com/motorcycle-2/
エンストに関しては信号で停車して発進するときに起きやすいことですが、エンストしてしまったらその場での再始動は難しいので素直に路肩に寄せて落ち着いて再始動すれば安心です。その冷静さは何度も経験していくうちについてくるので深く心配しなくても大丈夫です。
(番外編)カスタムパーツ豊富で自分仕様にできる
SR400はたくさんのファンがいることでワイズギアのような純正オプションを扱うパーツメーカーやデイトナやキジマ、GOODSなどのアフターパーツメーカーのカスタムパーツが多数販売されています。
排ガス規制により古いモデルのパーツが新しいモデルには付けられないなど互換性の問題はありますが、それでも各年代ごとにたくさんのパーツが出ているので人気のカフェレーサースタイルやチョッパー、オフ車仕様にするなど多彩なカスタムが楽しめます。
僕個人としてはSRの純正のスタイルが好みなので、基本的には純正の形を大きく変えずにさりげなく個性を出すというカスタムにしています。

まとめ
SR400は他にない尖った個性があり、人を選ぶバイクではありますがその反面でシート高780mmで足つきがよく、馬力はFIモデルで24~26馬力程度と高すぎないのでスロットルを雑に開けても飛び出すことがなくとても扱いやすいバイクです。それでいて見た目もクラシックバイクという言葉がぴったりの形をしていて親しみやすいのではないでしょうか。
もしSR400が気になっている方がいればまずは近くの中古車販売店にいって実際に触れて跨ってみてください。生産終了からそれほど年月が経っていないので中古市場にたくさん出回っています。触れてみることでその大きさや重さ、雰囲気やカッコよさなど画像だけでは分からない魅力がたくさん伝わってくると思います。
以上、僕の愛車でオススメのSR400について書いてみました。バイクレビューはたくさんありますがこの記事がバイク選びの参考になればいいなと思います。
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